レコーディングエンジニア 宮島哲博
レコーディングとミキシング
専門学校生さん
宮島さんは、レコーディングとミキシングのどちらが好きですか?
しいていえば、どちらが得意とかあるのでしょうか?
「レコーディング」と「ミキシング」。

「レコーディング」の作業は通常、「Tracking(トラッキング)」と呼びます。
良く耳にする「MTR」とは「Multi Track Recorder」の略ですが、Recordingにおける各チャンネルの事を「Track」と言うのです。
それで複数の音を録音してサウンドを構築していく作業が「Tracking」です。

「ミキシング」とはそのまま「Mixing」。
あるいは20〜40chある複数の音をステレオの2chにまとめて減らす作業なので「Mixdown」とも呼ばれます。

僕が好きなのは「Tracking」の方です。
何もない状態から各ミュージシャンが持ってる能力やセンスを絞りだし、曲がだんだん完成してく過程は
何度経験してもとても素晴らしく、また楽しいものです。
そこにはプロデューサー・ミュージシャン・エンジニア・プロダクションやメーカーの方々、大勢の人間の意見や考えが交わりあい
同じ目標に向かって作業が進むのですから面白くない訳がありませんよね。

「Mixing」は全てのTrackが録音され、その後エンジニア一人で行う孤独な作業でもあります。
プレッシャーもかなりのもので「Mixing」の期間中は他のことを考えたくもありません。未だにしんどいです(笑)

「Tracking」に自分が関わってなく「Mixing」だけをやることもありますが、これは意外と好きです。

他のエンジニアはわかりませんが、僕自身の得意・不得意はありません。
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