レコーディングエンジニア 宮島哲博
ドラムの録り音
たちばな哲也さん
ドラムの音で、これで録るといい音だ、というプリアンプは何ですか?
おっ!テッチ。何でお兄さんはアッチじゃないの?


「プリアンプ」、スタジオではヘッドアンプと呼ぶことが多いのでここでは「HA」と略していきます。

ドラムの音だけでなく、いい音だと思うのは「NEVE」のHA。
しかも古いvintageと呼ばれる、type1066/1073/1081/31102あたりは素晴らしいサウンドをしています。
特にピーク成分が多くダイナミクスの激しいドラムには抜群にいい。
「NEVE」のヘッドマージン(簡単に言うとどの位の大きさまで歪まないで耐えられるかの数値)は26dbだったと思うが、
それを超えてもイイ感じで聴こえる。
多分レコーダーの方が早く歪んでしまうからHAの出力を下げてやらないと実感できないけどね。



写真のように古い「NEVE」のコンソールのフェーダーの【-26db】〜【∞】まで線で表記があるんだ。
これは出力が適正なのにこの線の位置までフェーダーが下がってると「ヤバイ」よって意味。これ豆知識ね。
でもこの歪むか歪まないかギリギリの音が良いんだよね〜。

次に「API」のHAもイイ。
最近のreissue物はどうかわからないけれど古いオリジナルの「API」は抜けの良いいかにもアメリカンなサウンド。
レンジは広くは感じないけれどそこが魅力かな。

他には「Focusrite」「GML」あたりのHA。「TELEFUNKEN」のV-72/V-76は試してみたいひとつです。

外部HAを持ち込んでの使用は流行ってるかも知れないけど、スタジオのコンソールのHAもなかなかですよ。
NEVE-VRやSSL-4000/9000はそれぞれ個性もあってグー。
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